(またしても以前使っていたブログのコピペです。IDとPW忘れてしまいますね…。元URL→https://melimelo-bd.theblog.me/posts/3678636)
障害者枠の就職活動(精神障害の場合)①求人の探し方
本当は先に精神障害者保健福祉手帳のメリット・デメリット・手続きについて書くつもりだったのですが、先ほど怒涛の面接期間を終えたためか就職活動について書きたくなったので、そのように致します。
1.求人の探し方
2.応募書類の作成
3.面接
の3つに関して、精神障害の場合について、私の知っている限りのことを私の感じたように3つのエントリーに分けて書いていきます。このエントリーでは求人の探し方について扱います。
まず前提として、精神障害者保健福祉手帳を持っていることが必要です。なので精神障害者保健福祉手帳を持っていないけれど障害者枠で働きたい、という方はお手続きをして下さい。
また、お住いの地域によって求人量に差があります。私の場合はハローワークでかなりの数の求人に出会いましたが、求人が少ないという場合も考えられますので全ての方に当て嵌まるわけではない内容もあると思います。因みに私は東京23区内の20代半ばです。
では早速
求人の探し方としては「ハローワーク」「民間エージェント」の2つが大きくあります。「就労支援センター」にても、担当者さんが仕事上お付き合いのある企業を紹介してくれることがありますが、頻度はかなり低いです。
結論を先に述べますと、民間エージェントの利用をお勧めします。理由は以下に書いていきます。
まず、ハローワークについて。
利用を開始するときにハローワークの担当者さんに「就労支援センターの利用はありますか?」と聞かれました。利用していてほしいと考える企業が中にはあるそうです。
・メリット
①検索機を使って1回最大10社、求人票を印刷できます。そのため1週間に1度の頻度でも通えばかなりの数の求人に出会うことができます。ただし頻繁に通うと検索をかけてもあまり新着求人がないこともあります。
②希望すれば志望動機や職務経歴書の添削もしてくれます。
・デメリット
①精神障害者を端から採用する気のない企業が多々あり、数を打てば当たるといった姿勢でいなければならなくなる。「数をこなせ」と書いているサイト様もあるようですが、ただただ非効率ですし、1社に掛ける時間も不十分になり企業研究がきちんと出来ないことに繋がります。
②条件は良くても小さな企業で社風などをWEBから知ることが出来ないような企業の求人まであるので、面接に進めたとしても自分に合わないと感じることがある。(これはあまり多くはない経験かもしれませんが)
次に、民間エージェントについて。
私は健常者枠の民間エージェントも利用したことがあり、障害者のためのエージェントも複数利用したのですが、最初の面談までの流れはあまり変わりがなかったです。
障害者のための就職・転職活動エージェントも色々あって選ぶのが難しいと思います。私は障害者枠就職活動に関する複数のブログを読んでみたり、未登録でも検索できる公開求人の数などを見てみたりして決めました。
まずサイトからエージェントに登録します。その後、登録した電話番号にエージェントから電話が掛かってきます。そのときに現在の障害や就労の状況について聞かれるので素直に答えましょう。そして面談の日程を調整し、面談を行います。私の場合は電話から面談まで1週間足らずでした。
履歴書や職務経歴書、また精神障害者保健福祉手帳のコピーなどが必要でした。全く就職活動の準備をしていないと、面談に向けて少し大変かもしれません。ですが履歴書や職務経歴書を準備できていない旨を伝えたら、面談の日程を遅めに設定してくれると思います。
面談は1時間半~2時間ほどです。障害について、希望する職種や働き方についてじっくり丁寧にヒヤリングしてくれます。その後、合うであろう求人を複数持ってきてくれます。私の場合は後日どこを受けたいか連絡したこともあれば、その場で受ける企業を即決したこともありました。
本格的な選考に入った今は利用を1つのエージェントに絞っています。それは信頼出来る担当者さんに出会えたからです。また本格的な選考に入った段階で複数のエージェントを利用すると、自分が混乱するとも考えたからです。ただ器用にこなせる方などは複数のエージェントを利用していても良いと思います。なぜならその分色々な企業を継続的に知ることが出来るからです。
•メリット
①「精神障害の採用実績がある企業のみ紹介して下さい」と言うとそのような求人を紹介してくれるので、端から精神障害者を採用する気のない企業に応募してしまい数を打てば当たる状態になることを回避できます。
②自分の仕事経験だけでなく、発病理由や症状が出るタイミングなども全て面談でお話するので、総合的に自分に合う企業に巡り合える可能性が高まります。
③キャリアをまとめた書類をエージェントの担当者が作成してくれます。これは確認させてくれて修正してほしい点の要望ができます。
④エージェントの担当者が企業への推薦状も作成してくれます。但しこれは内容を見ることは出来ません。私は推薦状は進学の際に学校側が作成する内申書みたいなものかと捉えています。
⑤私が利用したエージェントの中には、ぶっきらぼうな対応をするところもありましたが、優しさ溢れるような手厚いフォローをして下さるところもあり、非常に助かっています。例えば、面接が決まった際には志望動機を添削してもらっています。
・デメリット
私としては何もデメリットを感じていません。しかし一方で就労支援センターの私の担当者さんはハローワーク推しです。理由は「エージェントの利用をしてしまうと、エージェント側が求人を紹介してくるので、出会える企業の幅が狭まる」ということです。
なるほど確かにハローワーク利用では1回につき10社の求人票を得ることが出来るため複数回ハローワークに足を運べばかなりの数の求人に出会えるでしょう。(冒頭に書いた通り、お住まいの地域によってはハローワークでの求人が少ない場合も考えられます)
ですが、この場合での「幅が広い」というのは精神障害者を求めていない企業も含むということが言え、先ほど申し上げた「数を打てば当たる」に陥る要因なのではないかと思います。
よって、私は現在、民間エージェントのみを利用して障害者枠就職活動をしております。
私の場合は、ハローワーク利用のみのときは書類通過率は10%ほどでした。しかし、民間エージェントを利用開始してからは書類通過率が70%になりました。数字で見ても、私が民間エージェントをお勧めする理由は伝わるのではないでしょうか。
Meli Melo
双極性障害患者の小説と病気のお話。
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